えん‐にち【縁日】
ある神仏に特定の由緒ある日。この日に参詣(さんけい)すれば特に御利益があると信じられている。毎月の、5日は水天宮、18日は観世音、28日は不動尊など。有縁(うえん)の日。結縁(けちえん)の日。
縁(えん)に付(つ)・く
嫁入りする。また、嫁入りさせる。「あの子を国で—・けるとて」〈浄・氷の朔日〉
縁(えん)に付(つ)・ける
嫁入りさせる。縁づける。
縁(えん)に繋(つな)が・る
血縁関係がある。ゆかりがある。
縁(えん)に連(つ)るれば唐(とう)の物(もの)
⇒縁に連るれば唐の物を食う
縁(えん)に連(つ)るれば唐(とう)の物(もの)を食(く)う
縁があれば、遠い所の物でも食べることができる。何かの因縁で思いがけないものと関係ができることのたとえ。
えん‐の‐した【縁の下】
縁側の下。また、床下(ゆかした)。
縁(えん)の下(した)の鍬使(くわづか)い
窮屈で十分動きがとれないことのたとえ。
縁(えん)の下(した)の筍(たけのこ)
立身出世のできない人のたとえ。
縁(えん)の下(した)の力持(ちからも)ち
他人のために陰で苦労、努力をすること、また、そのような人のたとえ。