こ‐べり【小縁】
1 小舟の舷の上縁に保護材として張った板。 2 布のへり。継ぎ目。
ごう‐えん【強縁/剛縁】
有力者や権力者と縁故のあること。また、それを利用してわがままな行いをすること。「郎等、本の妻(め)はありけれども、—を取ると思ひて、喜ぶこと限りなし」〈今昔・二六・五〉
ごう‐ぶち【格縁】
格天井(ごうてんじょう)の格間(ごうま)を仕切る木材。
ご‐えん【御縁】
「縁2・3」の美化語。
さい‐えん【再縁】
[名](スル)二度目の結婚をすること。再婚。多く、女性にいう。
さいばん‐りえん【裁判離縁】
法定の離縁原因(悪意の遺棄、養子の3年以上の生死不明、その他縁組を継続しがたい重大な事由)に基づき、養子または養親が離縁の訴えを起こし、判決によって養子縁組を解消すること。→協議離縁
さお‐ぶち【竿縁】
天井板を支えるために、また、装飾として、床の間と平行に1尺5寸(約45センチ)ほどの間隔で取り付けた細長い材。
ささ‐べり【笹縁】
《「ささへり」とも》衣服の縁、袋物やござなどのへりを、補強や装飾の目的で、布や扁平な組紐で細くふちどったもの。
さん‐えん【三縁】
仏語。唐の善導の説く、念仏行者と阿弥陀仏との間に結ばれる3種の縁。衆生(しゅじょう)の三業(さんごう)と仏の三業とが不離となる親縁、衆生が仏を見ることを欲すればただちに仏が顕現するようになる近縁...
さんぜ‐の‐えん【三世の縁】
3世の間、切れることのない縁。特に、主従のつながり。三世の契り。