なわ‐いれ【縄入れ】
江戸時代、間縄(けんなわ)を使って田畑を測量すること。検地。縄打ち。
なわ‐うち【縄打ち】
1 「縄張り2」に同じ。 2 「縄入れ」に同じ。
なわ‐えい【縄纓】
縄と布、または縄と麁絹(あらぎぬ)とをより合わせて作った黒・黄2本の纓。天皇が諒闇(りょうあん)のときに用いた。
なわ‐おび【縄帯】
縄を帯の代用にして腰に巻くこと。また、そのもの。
なわ‐かくし【縄隠し】
土蔵の壁塗りのとき、壁に巻き込んだ棕櫚(しゅろ)縄を、漆喰(しっくい)などで隠すこと。
なわ‐からげ【縄紮げ】
縄を巻きつけてしばること。「氷を—にして運ぶ」
なわ‐さんずん【縄三寸】
「三寸縄(さんずんなわ)」に同じ。「捕って引っ敷き、—に締め上ぐれば」〈浄・油地獄〉
なわ‐じり【縄尻】
縄の端。特に、罪人などを縛った縄の一端を余して連行する人が持つ部分。
なわ‐すだれ【縄簾】
1 縄をいく筋も垂らして、すだれとしたもの。なわのれん。 2 南蛮焼きの茶器、特に水指(みずさし)で、1のような模様があるもの。南蛮縄簾。
なわ‐たらし【縄誑し】
縛った縄をはずして逃げること。また、そのさまを演じる曲芸。「古狐で—をしたげな」〈和泉流狂・狐塚〉