くり‐ひろ・げる【繰(り)広げる】
[動ガ下一][文]くりひろ・ぐ[ガ下二] 1 順々に広げる。「巻き物を目の前に—・げる」 2 新しい情景を次々に展開する。「熱戦を—・げる」「華麗な舞台が—・げられる」
くり‐まわし【繰(り)回し】
金銭などをやりくりすること。「増抵当や追ジキに追われ続けで最う殆んど—が付かないのです」〈魯庵・社会百面相〉
くり‐まわ・す【繰(り)回す】
[動サ五(四)]金銭などを、都合をつけてやりくりする。「隠居の臍(へそ)を予算に入れて—・していた」〈紅葉・二人女房〉
くり‐もど・す【繰(り)戻す】
[動サ五(四)]順々にもとに戻す。「話を—・す」
くり‐や【繰(り)矢】
矢の一。矢竹は焦篦(こがしの)で、根元が木、矢羽は鴨の第1羽。遠矢(とおや)に用いた。
くり‐よ・せる【繰(り)寄せる】
[動サ下一][文]くりよ・す[サ下二] 1 たぐって手元に引き寄せる。たぐり寄せる。「魚網を—・せる」 2 次々に詰め寄せる。「城壁に—・せる敵軍」
くり‐わた【繰(り)綿】
綿繰り車にかけ、種の部分を取り去っただけの、まだ精製していない綿。
く・る【繰る】
[動ラ五(四)] 1 細長い物を、順に引き出して物に巻きつけたり、端から順に手元に引いてまとめたりする。たぐる。「まゆから糸を—・る」「すばやく釣り糸を—・る」 2 送り動かして移動させる。「雨...
そう‐し【繰糸】
[名](スル)煮た繭から糸をとって生糸にすること。また、その作業。「—工程」