ぎだゆう‐かたり【義太夫語り】
義太夫節を語るのを職業としている人。太夫(たゆう)。
ぎだゆう‐きょうげん【義太夫狂言】
歌舞伎狂言で、人形浄瑠璃の戯曲を移入したもの。義太夫節で劇を進行させる。丸本(まるほん)物。丸本歌舞伎。でんでん物。竹本劇。義太夫物。
ぎだゆう‐しゃみせん【義太夫三味線】
義太夫節の伴奏に用いる太棹(ふとざお)の三味線。音色が太く低く強い。
ぎだゆう‐ぶし【義太夫節】
浄瑠璃の流派の一。貞享年間(1684〜1688)に竹本義太夫が始め、のち竹本・豊竹二派に分かれた。物語の筋、せりふに三味線の伴奏で節をつけ語るもので、操り人形劇と結びついて発達。非常に流行したた...
ぎだゆう‐ぼん【義太夫本】
義太夫節の詞章を書いた本。丸本・五行本・床本(ゆかほん)などの種類がある。浄瑠璃本。
ぎちゅう‐じ【義仲寺】
滋賀県大津市にある単立法人の寺。もと天台宗寺門派。山号は朝日山。天文22年(1553)、木曽義仲の墓所に佐々木高頼が一寺を建立、義仲庵と呼んだのが始まりという。松尾芭蕉の墓がある。よしなかでら。
ぎ‐づよ・い【義強い】
[形][文]ぎづよ・し[ク]義理がたい。信義を重んじる心が強い。「駄右衛門どのは盗賊でも—・いお人と聞く故に」〈伎・青砥稿〉
ぎ‐てい【義弟】
1 義理の弟。夫または妻の弟、妹の夫など。 2 血縁関係はないが、兄弟の約束を交わして弟としている人。弟分。
ぎ‐と【義徒】
義のために行動を起こす人々。
ぎ‐にん【義認】
《justification》キリスト教で、罪ある人間がキリストの贖罪(しょくざい)によって正しい人として神に認められること。罪のゆるし。カトリックでは、義化という。