おお‐おとし【大落(と)し】
義太夫節で、最も感動的な場面で用いる長い曲節。主音を繰り返し、登場人物が泣きくずれる場面などを盛り上げる。
おおかみぶぎょう【狼奉行】
高橋義夫の時代小説。平成3年(1991)発表。同年、第106回直木賞受賞。
おおこうち‐まさとし【大河内正敏】
[1878〜1952]工学者・実業家。東京の生まれ。東大教授。理化学研究所長として、理研の発展と、理研コンツェルン60数社の創立、組織化に尽力。「科学主義工業」を唱えた。
おおの‐ぼんち【大野盆地】
福井県北東部、九頭竜(くずりゅう)川上流に広がる盆地。東西約10キロメートル、南北約10キロメートルのほぼ正方形の山間盆地。広義には北に続く九頭竜川の谷を含めていう。支流の真名(まな)川・清滝川...
おおはら‐もんどう【大原問答】
法然が文治2年(1186)比叡山の顕真の要請に応じ、京都大原の勝林院で、明遍・証真・智海・貞慶ら諸宗の学僧と浄土念仏の教理を論議・問答し、信服させた宗論。大原談義。
おおもり【大森】
姓氏の一。 [補説]「大森」姓の人物大森一樹(おおもりかずき)大森荘蔵(おおもりしょうぞう)大森彦七(おおもりひこしち)大森房吉(おおもりふさきち)大森義太郎(おおもりよしたろう)
おおやけ‐はらだた・し【公腹立たし】
[形シク]自分に直接関係はないが、公の立場から見て腹立たしい。公憤・義憤を覚える。「あやなき—・しく、心一つに思ひあまることなど多かるを」〈源・帚木〉
おおやけ‐はらだ・つ【公腹立つ】
[動タ四]自分の利害からではなく、公の立場から腹を立てる。他人事ながら腹が立つ。義憤を覚える。「らうたげにうち歎きてゐたるを、見捨てて行きなどするは、あさましう—・ちて」〈枕・二六八〉
大家(おおや)と言(い)えば親(おや)も同然(どうぜん)店子(たなこ)と言(い)えば子(こ)も同然(どうぜん)
家主と借家人とは実の親子と同然の間柄である。江戸時代、借家人には公的な権利・義務がなく、家主がその保証・責任を負ったところからいう。
おおやま‐やすはる【大山康晴】
[1923〜1992]将棋棋士。15世名人。岡山の生まれ。昭和27年(1952)木村義雄名人を破って名人となり、以後、名人・王将・十段・棋聖などのタイトルを長期にわたって保持した。永世名人・永世...