か‐とく【家督】
1 その家を継ぐべき子。あととり。嫡子。 2 相続すべきその家の財産・事業などの総体。跡目。「—を譲る」 3 民法旧規定で、戸主の身分に備わる権利と義務。戸主の地位。 4 中世、一門・一族の長。...
カトリシズム【Catholicism】
《「カソリシズム」とも》 1 ローマ教皇を最高首長と仰ぐローマ‐カトリック教会の宗教的、思想的な立場。カトリック主義。 2 政治・経済・社会・文化などでの、カトリックの立場に基づく活動の総称。
かどう‐でんじゅ【歌道伝授】
難解な和歌の解釈や、和歌に関する典礼・故実などの奥義を伝授すること。古今伝授(こきんでんじゅ)がその代表例。
門(かど)を塞(ふさ)・ぐ
不義理をして、その家へ行くのが恥ずかしくなる。「もはや方々の—・げた所で、どこへ無心言はうやうもないが」〈続狂言記・昆布布施〉
か‐な【仮名/仮字】
《「かりな」の転「かんな」の撥音無表記》漢字に基づいて作られ、用いられるようになった、日本語独特の音節文字。一般には片仮名・平仮名をさすが、広義には万葉仮名を含めてもいう。→真名(まな)
かなた【彼方】
《原題、(フランス)Là-bas》ユイスマンスの長編小説。1891年刊行。悪魔主義を題材としている。
かなでほんちゅうしんぐら【仮名手本忠臣蔵】
浄瑠璃。時代物。11段。竹田出雲・並木千柳(宗輔(そうすけ))・三好松洛(みよししょうらく)らの合作。寛延元年(1748)大坂竹本座初演。赤穂義士のあだ討ちに取材したもの。人形浄瑠璃・歌舞伎の代...
かな‐ほうご【仮名法語】
仮名文、または漢字仮名まじり文でやさしく説明した仏教の教義。源信の「横川法語(よかわほうご)」、法然の「一枚起請文(いちまいきしょうもん)」など。
かなまじりむすめせつよう【仮名文章娘節用】
人情本。3編9冊。曲山人(きょくさんじん)作・画。天保2年〜5年(1831〜34)刊。武家社会の義理人情の悲劇を描く。
かにまん‐じ【蟹満寺】
京都府木津川市山城町綺田にある新義真言宗智山派の寺。山号は普門山。行基の開創と伝える。正徳元年(1711)智積院の亮範が中興。少女がカニを救ったため蛇の害を逃れたという伝説がある。釈迦如来像は国...