ふさ‐しだ【総羊歯】
フサシダ科の常緑シダ。高さ30〜40センチ。葉の先端の総状についた羽片に多数の胞子嚢(ほうしのう)がつく。日本では小笠原諸島に分布。
ふさ‐も【房藻】
アリノトウグサ科の水生の多年草。池沼に生える。茎の下部は地中に入り、ひげ根を出す。葉は羽状に細く裂けていて、節ごとに4枚ずつ輪生。夏、水面上の葉のわきに白い小花をつける。
ふじ【藤】
1 マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し、つるは右巻き。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ、紫色の蝶形の花が総状に垂れ下がって咲く。豆果は秋に暗褐色に熟す。園芸品種が多く、棚作...
ふじ‐あざみ【富士薊】
キク科の多年草。山中の砂礫(されき)地に生え、特に、富士山周辺に多い。高さ約1メートル。全体に太く大形で、葉は羽状に裂けて、多くのとげがあり、白い毛が生えている。秋、径10センチもある紫色の頭状...
ふじかわ‐の‐たたかい【富士川の戦い】
治承4年(1180)源頼朝の軍と、追討のため京都から下向した平維盛(たいらのこれもり)らの軍が、富士川を挟んで行った合戦。平氏軍は水鳥の羽音を敵の襲来と誤認して敗走したという。
ふじ‐かんぞう【藤甘草】
マメ科の多年草。山野に生える。全体に毛があり、ヌスビトハギに似るが、葉は5枚か7枚の小葉からなる羽状複葉。8、9月ごろ、淡紅色の蝶形の花をつけ、豆果を結ぶ。
ふじ‐き【藤木】
マメ科の落葉高木。本州以西の山地に自生。葉は羽状複葉で、小葉は長楕円形で先がとがる。夏、白い蝶形の花を円錐状につける。やまえんじゅ。
ふじまえ‐ひがた【藤前干潟】
愛知県名古屋市南部にある干潟。伊勢湾に流れ込む日光川・庄内川・新(しん)川の河口に位置する。名古屋港の中に残された干潟で、毎年シギ・チドリなど2万羽以上が飛来する渡り鳥の中継地。面積3.23平方...
ふせちょう‐の‐まる【臥蝶の丸】
浮線綾(ふせんりょう)2を蝶が羽を広げて伏した形に見立てた名称。
ふたばやま‐さだじ【双葉山定次】
[1912〜1968]力士。第35代横綱。大分県出身。本名、龝吉(あきよし)定次。優勝12回、69連勝を達成。引退後、年寄時津風となり、日本相撲協会理事長も務めた。→第34代横綱男女ノ川(みなの...