さん‐ろうじょ【三老女】
能で、老女をシテとする「檜垣(ひがき)」「姨捨(おばすて)」「関寺小町(せきでらこまち)」の3曲のこと。いずれも習い物として重要視されている。
しこめのしょうぞう【醜女の肖像】
《原題、(オランダ)Portret van een groteske oude vrouw》マセイスの絵画。板に油彩。縦64センチ、横45センチ。裕福ではあるが醜い老女を風刺的に描いた作品。ロン...
しょうずか‐の‐ばば【三途河の婆】
三途(さんず)の川辺で、亡者(もうじゃ)の衣服をはぎ取るという老女。奪衣婆(だつえば)。
じょ【女】
[音]ジョ(ヂョ)(漢) ニョ(呉) ニョウ(慣) [訓]おんな め [学習漢字]1年 〈ジョ〉 1 おんな。「女医・女王・女子・女性・女流/悪女・才女・侍女・淑女・男女・老女」 2 むすめ。...
せきでらこまち【関寺小町】
謡曲。三番目物。世阿弥作か。古今集などに取材。老女となった小野小町が関寺の住職に華やかだった往事と歌道を語り、稚児(ちご)の舞にひかれて舞をまう。「三老女」の一。
そとばこまち【卒都婆小町】
謡曲。四番目物。観阿弥作。卒都婆に腰を掛けて高野山の僧にたしなめられた老女小野小町が、狂乱の体となり、百夜通いのありさまを再現する。そとわこまち。 (卒塔婆小町)三島由紀夫の戯曲。をモチー...
そん‐おう【村媼】
村の老女。いなかの老女。
だつえ‐ば【奪衣婆/脱衣婆】
三途(さんず)の川の岸にいて、亡者の衣服をはぎ取り、衣領樹(えりょうじゅ)の上に待つ懸衣翁(けんえおう)に渡すという老女の鬼。
ちゅう‐ろう【中老】
1 50歳ほどの年ごろ。また、その人。「—の品の好い細君は」〈花袋・田舎教師〉 2 武家の職名。 ㋐鎌倉・室町時代、引付衆(ひきつけしゅう)のこと。 ㋑豊臣時代、五大老・五奉行の中間にあって政務...
つくも‐がみ【九十九髪/江浦草髪】
老女の白髪、また、その老女をいう。「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ—我を恋ふらし面影に見ゆ」〈伊勢・六三〉 [補説]白髪が水草のツクモに似ているところからいう。また一説に、「百年に一年...