みみ‐じるし【耳印】
共同牧場で、所有者の牛馬を見分けるため、耳につける切り傷。なめ切り。
みみ‐ずく【耳蝉】
1 ミミズク科の昆虫。体長18ミリくらいで、暗褐色か赤褐色。胸部背面に耳状突起が一対あり、前から見ると鳥のミミズクに似る。リンゴ・ナラ・クヌギなどについて吸汁する。 2 半翅(はんし)目ミミズク...
みみ‐せん【耳栓】
防音や防水のために、耳に詰める栓。
みみ‐そうだん【耳相談】
互いに耳もとでひそひそと相談すること。
みみ‐そしょう【耳訴訟】
耳もとへ口を寄せて話すこと。耳打ち。「旦那へ—して」〈滑・続膝栗毛・一一〉
みみ‐たぶ【耳朶/耳埵】
[名・形動] 1 耳の下に垂れ下がったやわらかな部分。じだ。みみたぼ。みみたび。 2 《1の厚いのを福相とする俗説から》福運があること。また、そのさま。「ちっと—な当りがあるから」〈逍遥・当世書...
みみ‐たぼ【耳朶/耳埵】
「みみたぶ」の音変化。「—が火の如くかっと真紅(まっか)になり」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
みみ‐だた・し【耳立たし】
[形シク]耳障りである。「—・しくおぼゆるままに」〈也哉抄〉
みみ‐だ・つ【耳立つ】
[動タ五(四)]《「みみたつ」とも》 1 その音が特に耳につく。耳障りに聞こえる。「あまりに—・ちすぎて不愉快であった」〈寅彦・蓄音機〉 2 聞いて心にとめる。耳にとまる。「さては人の—・つべき...
みみ‐だま【耳玉】
1 耳につけて飾りとする小さな玉。 2 海女が潜水する際、耳に水が入らないように栓として用いる玉。