肺肝(はいかん)を披(ひら)・く
胸の内を打ち明ける。肺肝を出(いだ)す。「—・いて苦衷を訴える」
はい‐がん【肺癌】
肺に発生する癌。初め気管支の粘膜に発生し、咳(せき)・痰(たん)・血痰・胸痛などの症状がみられる。喫煙や大気汚染などが原因となる。
はい‐きしゅ【肺気腫】
肺胞が過度に拡張した状態。肺胞壁の破壊を伴う。慢性気管支炎・気管支喘息(ぜんそく)で細気管支が狭くなり、吸い込んだ空気が出にくくなったり、老人性変化で肺胞が弾力性を失ったりして起こる。息切れ・咳...
はい‐きゅうちゅう【肺吸虫】
吸虫類の一種。人間や家畜の肺に寄生する。体は卵円形で、体長約15ミリ。第1中間宿主はカワニナ、第2中間宿主はサワガニ・ザリガニなどで、終結宿主はこれを食べて感染する。人間では、咳(せき)・血痰(...
はい‐きょうまく【肺胸膜】
⇒臓側胸膜
はいき‐りょう【肺気量】
肺内に入る気体の総量。肺活量と残気量の合計。
はい‐ぎょ【肺魚】
硬骨魚綱肺魚亜綱または肺魚目に分類される淡水魚の総称。体はウナギ形で、体長50センチ〜1.5メートル。えらのほかに、浮き袋の発達した肺のような組織をもち、空気呼吸もできる。胸びれ・腹びれは鞭(む...
はい‐くいき【肺区域】
肺を区分する肺葉を、さらに気管支の分岐に対応した小単位に分けたもの。人間では、左右ともに10の区域に分割される。
はい‐くうどう【肺空洞】
肺結核などで肺の組織が破壊され、壊死(えし)物質が排出されてできる空洞。
はい‐けっかく【肺結核】
肺に起こる結核。結核菌の感染によって起こり、病勢は目立たずに進み、長い経過をたどる。微熱・疲労感・寝汗・咳(せき)や、進行すると血痰(けったん)・喀血(かっけつ)などの症状がみられる。肺病。