たん‐はい【炭肺】
塵肺(じんぱい)の一。炭塵を吸入し、肺に沈着して起こる呼吸器病。炭坑労働者に多い職業病。炭粉沈着症。炭素肺。
つなみ‐はい【津波肺】
津波に巻き込まれ、土砂・病原菌・重油などで汚濁した海水が肺に侵入することによって引き起こされる重篤な肺炎。
てつ‐の‐はい【鉄の肺】
小児麻痺などで呼吸ができない場合に用いる人工呼吸器。鉄製の円筒形の気密室に首だけ出して入り、高圧と低圧とを交互に加えて呼吸を助ける。
てつ‐はい【鉄肺】
塵肺(じんぱい)の一。金属鉄・酸化鉄などの微粉の吸入による軽微な呼吸器病。肺組織が茶褐色となる。鉄工・鍛冶工(かじこう)に多い。鉄症。鉄沈着症。
トンネル‐じんぱい【トンネル塵肺】
トンネル工事に従事して大量の粉塵を吸引したことで肺の機能低下をまねく職業病。→塵肺
はい【肺】
空気呼吸を行うための器官。両生類以上にみられ、胸腔に左右一対ある。内部は、無数の肺胞となっている。肺胞を取り囲む毛細血管との間で炭酸ガスと吸気からの酸素との交換が行われる。肺臓。
はい【肺】
[音]ハイ(漢) [学習漢字]6年 1 五臓の一。呼吸をつかさどる器官。「肺炎・肺臓/心肺・塵肺(じんぱい)」 2 心。「肺肝・肺腑(はいふ)」
へどろ‐はい【へどろ肺】
陸上に堆積し、乾燥した海底汚泥の粉塵を吸入したことで生じる、呼吸器疾患。