うしろ‐むすび【後ろ結び】
帯を背後で結ぶこと。後ろ帯。近世、遊女が前結びにしていたのに対し、堅気の女性の風俗。
うしろ‐や【後ろ矢】
敵に内通して味方の背後から矢を射かけること。また、その矢。裏切ることのたとえにも用いる。「—射て名を後代に失はんとは、えこそ申すまじけれ」〈太平記・三一〉
うら‐て【裏手】
建物などの、裏のほう。後ろのほう。背後。「家の—に回る」
えい【纓】
1 冠の付属具で、背後の中央に垂らす部分。古くは、髻(もとどり)を入れて巾子(こじ)の根を引き締めたひもの余りを後ろに垂らした。のちには、幅広く長い形に作って巾子の背面の纓壺(えつぼ)に差し込ん...
エオルス‐おん【エオルス音】
細い棒に強い空気の流れが当たるときに発生する空気力学的な音。送電線や細い木の枝に風が当たり、電線の背後にカルマン渦が生じて発生する音などが知られる。
エバネッセント‐こう【エバネッセント光】
《evanescent light》プリズムなどの全反射における反射面の背後に、1波長程度、にじみ出る電磁波(光)。近接場光の一で、表面近傍にしか存在しない。
オシレイオン【Osireion】
エジプト、ナイル川中流西岸に位置する古代エジプトの聖地アビドスにある神殿。新王国第19王朝セティ1世が空墓(遺体の代わりに彫像を収めた墓)として建造し、セティ1世葬祭殿の背後に隣接する。ナイル川...
オホレイ‐ビーチ【Oholei Beach】
トンガ王国のトンガタプ島南東部の海岸。白い砂浜が広がり、観光客に人気がある。背後には波で浸食された石灰岩の崖が迫り、北約5キロメートルのところに鍾乳洞がある。
カウプ【Kaub】
ドイツ西部、ラインラント‐プファルツ州の町。ライン川に面し、支流のナーエ川の河口に位置する。ライン川の中州に通行税徴収のために建てられたプファルツ城、町の背後の丘にあるグーテンフェルス城など、中...
かえん‐こうはい【火焔光背】
不動明王などの背後にある、燃え上がるほのおの形をした光背。