てなが‐だこ【手長蛸】
マダコ科のタコ。浅海の泥底に穴を掘ってすむ。全長約60センチ。胴に比べて腕が長い。第1腕は特に長く、頭胴長のおよそ5倍ある。食用。あしながだこ。
て‐なし【手無し】
1 手または腕がないこと。 2 本来は蔓(つる)がある植物で、蔓がない品種。 3 袖無しの胴着。 4 《供御(くご)・調度などに手を触れられなかったところから》月経をいう女房詞。
ディアボロ【(英)・(フランス)diabolo】
鼓の胴に似た形の独楽(こま)。くびれた部分に巻いた糸を左右の手で操って遊ぶ。明治末期に流行。空中独楽。
でんき‐うなぎ【電気鰻】
ギムノータス目デンキウナギ科の淡水魚。全長約2メートル。体はウナギ形で頭部はやや縦扁し、うろこはない。体色は暗褐色で頭胴部の下面は赤褐色。尾部に発電器官をもち、大形のものでは約800ボルトの放電...
でん‐ちゅう【殿中】
1 《古くは「てんちゅう」とも》御殿の中。また、将軍の居所。 2 江戸時代に流行した木綿の袖なし羽織。胴服(どうぶく)。殿中羽織。 3 江戸末期に流行した男子用の編み笠。一文字笠。
とう‐こ【投壺】
太鼓の胴の形をした壺(つぼ)へ矢を投げ入れ、勝負を争う遊び。中国周代に宴会の興として始まり、奈良時代に日本に伝わった。江戸時代、天明・寛政(1781〜1801)のころ流行。つぼうち。つぼなげ。
とう‐ごま【唐独楽】
6〜9センチの竹筒の上下を板でふさぎ、竹の心棒を通したこま。胴に穴があり、回転すると風が入って鳴る。ごんごん独楽。
とうせい‐ぐそく【当世具足】
室町末期以降、戦国時代に多く用いられた鎧(よろい)の一様式。槍や飛び道具から身を守るため、従来の胴丸を鉄板製とし、全身を覆うための籠手(こて)・脛(すね)当てなどの小具足を付加したもの。旧来の具...
とうそく‐るい【頭足類】
頭足綱の軟体動物の総称。体は頭・胴・腕に分かれ、腕は頭につく。数十本の腕と二対のえらをもつ四鰓(しさい)類(オウムガイ類)と、8または10本の腕と一対のえらをもつ二鰓類(イカ類・タコ類)とに分け...
とう‐み【唐箕】
穀粒を選別する装置。箱形の胴につけた羽根車で風を起こし、その力を利用して秕(しいな)・籾殻(もみがら)・ごみなどを吹き飛ばして、穀粒を下に残す。