ななところ‐ごしらえ【七所拵え】
脇差(わきざし)の縁・頭(かしら)・目貫(めぬき)・折金・栗形・裏瓦(うらがわら)・笄(こうがい)の七つを同じ地金・図案でそろえたもの。
に‐ほん【二本】
1 1本の2倍。 2 刀と脇差。大小の刀。転じて、武士。
にほん‐ざし【二本差(し)】
1 《腰に刀と脇差を差すところから》武士のこと。 2 《2本の串(くし)をさすところから》焼き豆腐、または田楽豆腐のこと。 3 相撲で、もろざしのこと。
はき‐そえ【佩き添へ/帯き副へ】
太刀に添えて腰に着ける小刀。脇差し。「いつも—にし給ひける御所作り兵庫鎖(ひゃうごぐさり)の御太刀」〈太平記・一七〉
ひ・ける【引ける】
[動カ下一][文]ひ・く[カ下二] 1 引いた状態になる。「内角の球に腰が—・ける」 2 ㋐(「退ける」とも書く)その日の勤め・授業などが終わる。仕事などが終わってひきあげる。「会社は五時に—・...
ひだり‐がって【左勝手】
1 「逆勝手(ぎゃくがって)」に同じ。 2 左ひざを立て、右ひざをついた座り方。「脇差(わきざし)さいて腰かがめ—に坐したりけり」〈浄・碁盤太平記〉
ぼっ‐こ・む
[動マ五(四)] 1 刀などを無造作に差す。「一尺余りの小脇差を腰に—・み」〈蘆花・自然と人生〉 2 打ち込む。また、踏み込む。「博雅の三位が庵とはこれならめ。—・んで討ち取れ」〈浄・蝉丸〉
もろ‐ごし【諸腰】
《「もろこし」とも》刀と脇差し。両腰(りょうごし)。
よい‐しゅ【好い衆】
身分のよい人々。また、財産のある人々。「脇差羽織あっぱれ—の銀(かね)遣ひ」〈浄・天の網島〉
りょう‐ごし【両腰】
刀と脇差(わきざし)。大小。「—そっと道端の雪かき集めおしかくす」〈浄・伊賀越〉