リンパ‐かん【リンパ管】
リンパが流れる管。毛細リンパ管が集合してから、しだいに合流して太くなり、胸管と右リンパ本幹の2本となって静脈に注ぐ。構造は静脈に似る。
リンパ‐ドレナージ【lymph drainage】
癌(がん)の手術後などに起こるリンパ浮腫を改善するために行うマッサージの手技。腕や脚に貯留した浮腫液を深部リンパ管へ送り込み、頸部で静脈に合流させる。 [補説]美容のリンパドレナージュとは異なる。
りん‐ぼく【橉木】
バラ科の常緑小高木。暖地の林内に自生。樹皮は桜に似る。葉は長楕円形で主脈が太く、縁が波打つが、若木では鋭いぎざぎざがある。秋、白い小花を穂状につけ、長い雄しべが目立つ。翌年5月ごろに黒い実を結ぶ...
ルカニア‐さん【ルカニア山】
《Mount Lucania》カナダ、ユーコン準州南西部の山。標高5227メートル。セントエライアス山脈の高峰の一つで、同国で3番目に高い。
ルステンブルク【Rustenburg】
南アフリカ共和国北部、北西州の都市。マガリースバーグ山脈の北麓、標高約1500メートルの高地に位置する。トランスバール共和国大統領ポール=クリューガーの農地がある。近郊の鉱山で白金・ウランを産す...
ルンカニ【Luncani】
ルーマニア中西部、トランシルバニアアルプスのオラシュチエ山脈にある村。紀元前1世紀頃にダキア人が古代ローマの侵入に備えて、標高832メートルのピアトラロシエ山(「赤い岩」の意)の頂上部に要塞を建...
ルンツェ【Lhuntse】
ブータン北東部、ルンツェ県の町。同県の県庁所在地。ヒマラヤ山脈東部の南麓、クリ川が刻む谷間に位置する。集落を見下ろす山腹に17世紀建造の城ルンツェゾンが建つ。織物などの工芸品が有名。
ルールド【Lourdes】
フランス南西部、ピレネー山脈北麓の町。1858年に聖マリアが出現した奇跡の地として、霊泉のある洞窟を多くの巡礼者が訪れる。ルルド。
レアル‐デ‐カトルセ【Real de Catorce】
メキシコ中部、サンルイスポトシ州の村。州都サンルイスポトシの北約170キロメートル、カトルセ山脈中の標高約2700メートルに位置する。かつて銀山の町として栄えたが、銀の枯渇にともない衰退。廃墟の...
れいたい‐きこう【冷帯気候】
北半球の高緯度地域のみにみられる気候。最寒月の平均気温はセ氏零下3度以下、最暖月はセ氏10度以上。長く寒い冬と短い夏の寒暖差が大きい。ケッペンの気候区分における符合はD。冷帯湿潤気候(Df)と冷...