こしいた‐ばり【腰板張り】
障子・壁・垣根などの下部に板を張ること。また、板を張ったもの。
こしいのり【腰祈】
狂言。修行を終えたばかりの山伏が、祖父の曲がった腰を直そうと祈るが、伸びすぎたり曲がりすぎたりして祖父にしかられる。
こし‐おうぎ【腰扇】
扇を腰に差すこと。また、その扇。「迷ひを開く—」〈浄・油地獄〉
こし‐おけ【腰桶】
⇒鬘桶(かずらおけ)
こし‐おし【腰押し】
1 険しい坂道を登るとき、人の後ろから腰を押して力を貸すこと。また、その人。「—やかかる岩根の下もみぢ/其角」〈雑談集〉 2 後ろにいてそそのかすこと。また、その人。しりおし。「伝兵衛とやら伝七...
こし‐おび【腰帯】
1 女性の和服で、腰で着物をからげ結ぶ細いひも。こしひも。 2 「帯」に同じ。 3 「石帯(せきたい)」の異称。 4 狩衣(かりぎぬ)の上に結ぶ幅の狭い帯。
こし‐お・る【腰折る】
[動ラ下二]歌や文章がうまく作れないさまになる。「—・れたる歌合、物語、庚申(かうしん)をし」〈源・東屋〉
こし‐おれ【腰折れ】
[名](スル) 1 老いて腰が曲がること。また、腰の折れ曲がった老人。 2 景気や経済活動が、成長・回復・現状維持の状態から、はっきりとした悪化の局面に転じること。「通貨危機が原因で、景気が—し...
こしおれ‐うた【腰折れ歌】
和歌の第3句と第4句との接続がうまくない歌。へたな歌。また、自作の歌をへりくだっていう語。
こしおれ‐ぶみ【腰折れ文】
へたな文章。また、自作の文章をへりくだっていう語。「わづかなる—作ることなど習ひ侍りしかば」〈源・帚木〉