腹(はら)は借(か)り物(もの)
母親の腹は一時の借り物で、生まれた子の貴賤は父親の身分によるという意。男尊女卑の封建社会で使われた言葉。
はら‐はちぶ【腹八分】
満腹するまで食べないで、少し控えめにしておくこと。腹八分目。
腹八分(はらはちぶ)に医者(いしゃ)いらず
大食いをせずにいつも腹八分でやめておけば健康でいられるということ。
はら‐はちぶんめ【腹八分目】
⇒腹八分(はらはちぶ)
はら‐はれ【腹脹れ/腹腫れ】
1 腹がふくれていること。また、その人。〈日葡〉 2 金持ち。多く、ののしっていう。「中京(なかぎゃう)の分限者(ぶげんしゃ)の—どもが」〈浮・胸算用・二〉
はら‐ばい【腹這い】
腹を地面につけてはうこと。また、腹を下にして横になること。「—になる」
はら‐ば・う【腹這う】
[動ワ五(ハ四)] 1 腹を地面や床につけてはって進む。「—・って敵陣に近づく」 2 腹を下にして横になる。「布団の上に—・う」
はら‐ばら【腹腹】
多くの腹。同じ夫の子をそれぞれ産んだ妻妾たち。「御子どもあまた、—にものし給ふ」〈源・桐壺〉
はら‐びれ【腹鰭】
魚類の腹部にある左右一対のひれ。
はら‐ふくれ【腹脹れ/腹膨れ】
《「はらぶくれ」とも》「はらはれ2」に同じ。「百万両分限とよばれたる大の—あり」〈黄・見徳一炊夢〉