えんきせい‐たんさんなまり【塩基性炭酸鉛】
炭酸鉛の塩基性塩。無色の結晶。水には溶けない。水道用鉛管では表面にこの緻密な皮膜が生じ、内部を保護する。鉛白(えんぱく)の主成分として白色顔料に用いる。化学式2PbCO3・Pb(OH)2
えん‐し【遠視】
調節していない状態の目に入る平行光線が、網膜よりも後ろに像を結ぶ状態。若年者では水晶体の調節で補正できるが、年齢が進むと、近くのものが見にくく、強度の遠視では遠近ともに視力が低下する。凸レンズで...
えんすい‐かくまく【円錐角膜】
角膜の中央部が円錐状に突出する進行性の病気。不正乱視を起こし、視力が低下する。コンタクトレンズで矯正できるが、重症になると角膜移植が必要になる場合がある。
エンテロキナーゼ【enterokinase】
十二指腸の粘膜から分泌される酵素。膵液(すいえき)中のトリプシノーゲンを活性化してトリプシンにする。
エンドサイトーシス【endocytosis】
細胞が外部の物質を取り込む過程の一つ。細胞の表面で、細胞膜の一部が物質を包み込むようにして陥没し、細胞膜から遊離して小胞を形成する。バクテリアなどの大きな粒子を取り込む食作用(ファゴサイトーシス...
エンドソーム【endosome】
細胞のエンドサイトーシス(飲食作用)によって細胞内に取り込まれた物質の輸送や代謝に関与する袋状の構造体。特に、飲作用(ピノサイトーシス)によって形成されるものをいう。→ファゴソーム [補説]取り...
エンベロープ【envelope】
1 封筒。 2 包むもの。覆い。 3 ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、B型・C型肝炎ウイルスなどの表面を覆う膜。 4 電子メールのプロトコルの一つSMTPで用いら...
エンベロープ‐ウイルス【enveloped virus】
エンベロープという脂質性の膜をもつウイルスの総称。アルコール・中性洗剤・熱などで感染能力を失わせることができる。ヘルペスウイルス・コロナウイルス・インフルエンザウイルスなどが知られる。⇔ノンエン...
エーアール‐コート【ARコート】
《anti-reflective coat》ノングレア加工法の一。フッ化マグネシウムなどを真空蒸着させて薄膜をつくり、光の干渉の効果により外光の映り込みを目立たなくさせる。薄膜が1層の場合、シン...
エーエスエフ‐ウイルス【ASFウイルス】
ブタやイノシシに感染してASF(アフリカ豚熱)を引き起こす、アスファウイルス科の二本鎖DNAウイルス。マダニにも感染し、本ウイルスを媒介する。直径約200nm(ナノメートル)で、内膜・正20面体...