ひざ‐まくら【膝枕】
人の膝を枕にして横になること。「—で寝る」
膝枕(ひざまくら)に頰杖(ほおづえ)
美人の膝を枕に寝るのと、ひとりでぼんやり頰杖をついているのとでは、大変な違いがあるということ。また、のんきなことのたとえ。
ひざ‐まず・く【跪く】
[動カ五(四)]地面や床などに膝をついて身をかがめる。多く、敬意を表す動作にいう。「神前に—・く」 [可能]ひざまずける
ひざまる【膝丸】
源氏累代の鎧(よろい)の一。千頭の牛の膝の皮で威(おど)してあったという。平治の乱で紛失。
源氏累代の宝刀。源満仲が罪人の首とともに膝をも斬ったところからの名という。→蜘蛛切丸(くもきりまる)
ひざ‐まわり【膝回り】
1 膝のまわり。膝のあたり。 2 貴人の前から退くとき、ひざまずいたままからだの向きを変えて立ち上がること。詰め開き。
ひざ‐もと【膝元/膝下】
1 膝のすぐそば。「—にうずくまる猫」 2 身に近いところ。特に、父母など保護してくれる人のそば。膝下(しっか)。「親の—を離れる」→御膝元(おひざもと)
膝(ひざ)を折(お)・る
1 膝を折り曲げて、かがんだり正座したりする。「—・って座る」 2 相手の前に身を屈する。また、相手に頭を下げる。「—・って頼む」
膝(ひざ)を抱(かか)・える
自分の膝を両腕でかかえこむ。ひとりでさびしくしているさまや、考えこんでいるさまにいう。膝を抱く。
膝(ひざ)を屈(かが)・める
膝を折って、身をかがめる。また、屈服する。膝を屈(くっ)する。「力の前に—・める」
膝(ひざ)を屈(くっ)・する
「膝を屈(かが)める」に同じ。