まわり‐ひざ【回り膝】
正面を背にして座ったとき、左膝をつき、膝を軸にして、からだを回して正面を向くこと。
まん‐がち
[名・形動] 1 自分勝手であること。また、そのさま。われがち。「北條から乗込んだ客が、臥(ね)たり坐ったり—に席を占めて居る」〈風葉・恋ざめ〉 2 気短であること。また、そのさま。「おまいさん...
みか‐づき【三日月】
1 陰暦で3日の夜に出る細い弓形の月。また、その前後の、月齢の若い月。《季 秋》「—や膝へ影さす舟の中/太祇」 2 「三日月形」に同じ。 [補説]書名別項。→三日月
みせ‐つき【店付き/見世付き】
1 店のようす。店がまえ。 2 店が付いていること。また、店に付属していること。「—の貸家」 3 置屋の表に面した間に座って客を待つ下級の女郎。店付き女郎。「—ぢゃてて、ちと身なりあんぢょうして...
みたおし‐や【見倒し屋】
古着・古道具・屑(くず)などの品物を、安く値踏みして買い取るのを職業とする人。「踏めるものは—へさづけて金にかへ」〈滑・膝栗毛・初〉
みみ‐そしょう【耳訴訟】
耳もとへ口を寄せて話すこと。耳打ち。「旦那へ—して」〈滑・続膝栗毛・一一〉
みょうが‐せん【冥加銭】
「冥加金」に同じ。「—は沢山に、お心持ちしだい」〈滑・膝栗毛・六〉
みる◦ようだ【見るようだ】
[連語]《動詞「みる」の連体形+比況の助動詞「ようだ」。近世江戸語》似たものとしてたとえる意を表す。「洗ひ粉の看板を—◦やうに、顔と手先ばかり白い女がゐらあ」〈滑・膝栗毛・初〉 [補説]近世後期...
身(み)を乗(の)り出(だ)・す
1 体を前や外の方に出すようにする。「窓から—・す」 2 強い興味や関心をもつ。膝(ひざ)を乗り出す。「うわさ話に—・す」
む‐かんじょう【無勘定】
[名・形動]損得勘定を気にかけないこと。また、そのさま。「もとより一文おしみの百ぞんという—なもちまえながら」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉