サイホン【siphon】
《「サイフォン」とも》 1 液体を一度高い所に上げてはじめの位置より低いところに移す、隙間のない曲がった管。→サイホンの原理 2 水蒸気の膨張や収縮の力を利用して湯を上下させてコーヒーを入れる方...
さんすいじんけいりんもんどう【三酔人経綸問答】
政治評論書。中江兆民著。明治20年(1887)刊。徹底した西洋近代思想を説く洋学紳士と、膨張主義的国権思想を唱える豪傑君が、現実主義的民権論者の南海先生宅を訪れ、酒を酌み交わしながら日本の進むべ...
さんたい‐ぼうちょう【山体膨張】
マグマの上昇や蓄積によって、山体が膨張すること。GPSなどで精密な測量を行い、山体の膨張や収縮を継続して観測することで、噴火予知に役立つ情報が得られる。
サーマル‐プレシャライゼーション【thermal pressurization】
地震の際に断層面に摩擦熱が発生し、地層中の水が過熱・膨張することによって、さらに横滑りを起こしやすくする現象。1999年に発生した台湾大地震において、この現象が原因とされる断層面が発見された。
サーモスタット【thermostat】
サーミスターの特性、バイメタルの湾曲や水銀の膨張などを利用して、自動的に温度が一定になるように調節する装置。
しさんかかく‐バブル【資産価格バブル】
経済活動の過熱や信用膨張などバブル経済に見られるさまざまな側面のうち、資産価格(地価や株価など)の急激な上昇に着目する際の表現。
しつじゅん‐だんねつげんりつ【湿潤断熱減率】
水蒸気で飽和している空気塊が上昇し断熱膨張するときの、温度の低くなる割合。100メートルにつき0.5度ぐらい。
しょうどう‐タービン【衝動タービン】
ノズルから出る膨張蒸気の高速噴流を回転羽根に当てて回すタービン。
しんくう‐の‐エネルギー【真空のエネルギー】
宇宙創世のごく初期に、宇宙の急膨張を引き起こしたとされるエネルギー。インフレーション宇宙論によれば、真空の相転移が生じ、そのエネルギーが潜熱として解放されて熱に転じ、超高温の宇宙が加速膨張したと...
しんよう‐かくだい【信用拡大】
市場に資金が十分に供給され、銀行が積極的に貸し出しを行う状態。⇔信用収縮。→信用膨張