くつ‐びき【沓引き/臥機】
織機の付属具。一端を機械のまねきにつけ、他の一端を織る人の足につけて、足の屈伸で綜(あぜ)を操るための麻縄。すそお。
こい‐ふ・す【臥い伏す】
[動サ四]《「こい」は「こ(臥)ゆ」の連用形》倒れ伏す。また、もだえ伏す。「うち靡(なび)き床に—・し」〈万・三九六二〉
こや・す【臥やす】
[動サ四]《動詞「こ(臥)ゆ」に上代の尊敬の助動詞「す」がついて音変化したもの》「臥(こ)ゆ」の尊敬語。横になられる。おやすみになる。「飯に飢(ゑ)て—・せるその旅人あはれ」〈推古紀・歌謡〉
こや・る【臥る】
[動ラ四]横になる。ふす。「槻弓(つくゆみ)の—・る—・りも」〈記・下・歌謡〉
こ・ゆ【臥ゆ】
[動ヤ上二]横になる。ふす。主に上代、他の動詞と複合して用いられた。「床じものうち—・い伏して」〈万・八八六〉 「立ち走り叫び袖振り—・いまろび足ずりしつつ」〈万・一七四〇〉
ゴア【Goa】
インド西岸にある州。16世紀以来、ポルトガルの植民地となり、アジア進出の根拠地として栄えた。1961年インドが接収。1987年に州政府を設置。ボーキサイトやマンガンなどの鉱業のほか、観光業が盛...
ふさ・る【伏さる/臥さる】
[動ラ五(四)] 1 うつぶせになる。伏す。「流川放送局の前に—・って死んでいた婦人は」〈原民喜・廃墟から〉 2 寝る。臥す。「宵から今まで—・りゃあがって」〈洒・甲駅新話〉
ふし‐おき【臥し起き】
1 寝たり起きたりすること。おきふし。「苦しくのみあれば—も心やすくてこそ」〈宇津保・国譲下〉 2 毎日の生活。日常。「—は、ただ幼き人をもてあそびて」〈かげろふ・上〉
ふし‐かえ・る【臥し返る】
[動ラ四]寝返りをうつ。「うしろざまにこそ—・りたれ」〈宇治拾遺・三〉
ふし‐き【伏し木/臥し木】
1 倒木。「枝は夜叉(やしゃ)の頭のごとくなる—あり」〈義経記・五〉 2 節のところに穴があり、中空になっている木。節木。「—不審なり。うつぼに入りて探せども」〈盛衰記・二一〉