りん‐かい【臨界】
1 さかい。境界。 2 物質が臨界温度・臨界圧力に達すること。臨界状態になること。→臨界点 →超臨界水 3 核分裂連鎖反応で、中性子の生成と消失とが均衡状態になること。原子炉では、核分裂連鎖反応...
りんかい‐あつりょく【臨界圧力】
臨界温度のもとで気体を液化するのに要する圧力。臨界圧。
りんかい‐おんど【臨界温度】
気体がそれ以上の温度ではいくら圧縮しても液化しなくなるときの限界の温度。
りんかい‐かく【臨界角】
光がそれ以上の入射角では全反射するようになるときの最小の入射角。屈折角が90度のときの入射角。
りんかい‐けいろ【臨界経路】
⇒クリティカルパス
りんかい‐げんしょう【臨界現象】
物質が臨界点の近傍で、比熱・磁化率などに異常性を示すようになる現象。
りんかい‐しつりょう【臨界質量】
核燃料の、核分裂連鎖反応を維持するために必要な最小限度の質量。臨界量。クリティカルマス。
りんかい‐しょうめい【臨界照明】
⇒クリティカル照明
りんかい‐じこ【臨界事故】
核燃料物質が制御不能のまま臨界となって核分裂連鎖反応を起こし、大量の熱や放射線が発生する事故。
りんかい‐じっけん【臨界実験】
原子炉で、本格的運転に入る前に、実際に核燃料を装塡して炉心の特性などを調べる実験。