でん‐しゅう【伝習】
［名］(スル)教えを受けて習うこと。「蘭人に航海術を—して」〈福沢・福翁自伝〉
とう‐と【到頭】
［副］「とうとう（到頭）」に同じ。「—長崎に行くことが出来ました」〈福沢・福翁自伝〉
とう‐ぶん【当分】
１ あることが起こった、その当座。時分。ころ。「当時クリミヤ戦争の—ではあるし」〈福沢・福翁自伝〉 ２ （副詞的にも用いる）現在のところ。ここしばらく。さしあたり。「—は間に合う」「—練習を休む...
ときにたつ【時に佇つ】
佐多稲子による自伝的連作短編集。昭和50年（1975）「文芸」誌で連載。全12編の11編目が同年の第3回川端康成文学賞を受賞。単行本は翌年刊行。
となりのよめ【隣の嫁】
伊藤左千夫の自伝的小説。明治41年（1908）、雑誌「ホトトギス」に発表。千葉の農村を舞台とする悲恋物語。
トニオ‐クレーゲル【(ドイツ)Tonio Kröger】
トマス＝マンの自伝的短編小説。1903年刊行の作品集「トリスタン」に収録。
トリストラム‐シャンディ
《原題The Life and Opinions of Tristram Shandy, Gentleman》スターンによる小説。1760年から1767年にかけて、全9巻を刊行。原題は「紳士トリ...
とりつき‐は【取（り）付き端】
《「とりつきば」とも》「取り付き所」に同じ。「如何にも—がない」〈福沢・福翁自伝〉
とり‐どころ【取（り）所】
１ 取り立てていうだけの価値のある点。長所。とりえ。「此徳川政府を見ると殆んど—のない有様で」〈福沢・福翁自伝〉 ２ 器物の取っ手。柄(え)。「—には、女の一人若菜摘みたる形を作りたり」〈宇津保...
ドクトルビュルガーのうんめい【ドクトル・ビュルガーの運命】
《原題、(ドイツ)Die Schicksale Doktor Bürgers》カロッサの自伝的中編小説。1930年刊行。1913年発表の処女小説「ドクトル・ビュルガーの最後（Doktor Bür...
