しぜん‐しん【自然神】
自然現象や事物を特別な力を備えた存在として崇拝し神格化したもの。→自然崇拝
しぜんしんえいどう【自然真営道】
江戸中期の思想書。安藤昌益著。稿本と刊本があり、稿本は101巻92冊、刊本は3巻で宝暦3年(1753)刊。封建社会の批判、独自の医学説などを述べる。
しぜん‐しんがく【自然神学】
キリスト教神学の一。神の啓示を、キリストの恩寵(おんちょう)以外に、人間の理性によっても認知できるとするもの。
しぜん‐しんろん【自然神論】
⇒理神論(りしんろん)
しぜん‐しんわ【自然神話】
自然現象や自然物の起源・成立・由来・活動などを述べた神話。天然神話。→人文(じんぶん)神話
しぜん‐じ【自然児】
世俗の因習などにけがされていない純真無垢な者。また、あかぬけしないわがままで粗野な者。
しぜん‐じっけん【自然実験】
研究者が意図的に被験者を集めたり、条件を操作したりするのではなく、実社会に自然に生じた現象の原因と結果を観察することにより、因果関係を考察したり、ある条件の有無が結果にどのように影響するかを比較...
しぜん‐じょうぞく【自然上蔟】
養蚕で、蚕が繭を作る段階になったときに、蚕座の上に蔟(まぶし)を置き、人が手で拾わないで自然に移動させること。
しぜん‐じん【自然人】
1 生まれたままの性情をもっている人。社会や文化の影響を受けないで生きている人。 2 法律で、権利・義務の主体である個人。近代法では出生から死亡まで完全な権利能力を認められる。⇔法人。
しぜん‐すいぎん【自然水銀】
天然に単体の状態で産する水銀。常温では液体で、主に辰砂(しんしゃ)に伴って産出。