ぎおん‐りんじさい【祇園臨時祭】
京都の祇園社で、祇園会(ぎおんえ)の翌日、陰暦6月15日に行った祭礼。朝廷から奉幣使が遣わされた。慶応元年(1865)再興されたが、その後は再び廃絶した。
ぎ‐ぎゃく【戯謔】
たわむれ。おどけ。「こは、固(もと)より—に過ぎざりき」〈鴎外訳・即興詩人〉
ぎこう‐よう【宜興窯】
中国江蘇省宜興近郊の陶窯。明代以降に栄え、鈞窯(きんよう)系の雑器や朱泥(しゅでい)・紫泥(しでい)などの茶器を産する。
ぎ‐しょ【戯書】
1 興にまかせて、おもしろ半分に書いた字や文章・書物。ざれがき。 2 ⇒戯訓(ぎくん)
ぎしんなんぼくちょう‐じだい【魏晋南北朝時代】
中国で、後漢が滅亡し、魏・呉・蜀の三国が分立した220年ごろから、隋が全土を統一した589年に至る約370年間の時代。江南に興った南朝の四国と呉・東晋を合わせて六朝(りくちょう)という。
ぎょうざん‐やき【尭山焼】
赤膚焼(あかはだやき)の異称。江戸時代、寛政年間(1789〜1801)に大和郡山城主の柳沢尭山が再興したことからついた名。
ぎょう‐そう【行装/行粧】
外出の際の服装。旅のいでたち。「御者(ぎょしゃ)はことごとく女装せり。忌わしき—かな」〈鴎外訳・即興詩人〉
ぎょう‐りつ【凝立】
[名](スル)身動きもせず、じっと立っていること。「ヂドは色を喪(うしな)いて—すること少(しば)らくなりき」〈鴎外訳・即興詩人〉
ぎょさん【魚山】
中国山東省にある山。魏(ぎ)の曹植(そうしょく)が空中に梵天(ぼんてん)の声を聞いて、梵唄(ぼんばい)(声明(しょうみょう))を作ったという伝説の地。
京都の大原付近の称。また大原の来迎院。...
ぎょりょう‐しゃくば【魚竜爵馬】
1 古代中国で行われた演芸の一。大魚が竜になってうねり歩いたり、大雀や馬の形をしたものが走ったりするなど珍奇な趣向をこらしたもの。 2 ぜいたくで珍奇な遊興・娯楽。「—の翫物(もてあそびもの)」...