ろ【櫓/艪】
和船をこぎ進める用具の一。ふつう水をかく脚部と手で握る腕部とを、への字形に継いである。脚部にあけた入れ子の穴を、船尾に取り付けた櫓杭(ろぐい)にはめて支点とし、腕部につけた櫓杆(ろづく)とよぶ突...
ろ‐あし【櫓脚/艪脚】
1 櫓をこぐとき、櫓の水の中につかる部分。 2 櫓をこいで船を進めるとき、あとに残る波の動き。
ろ‐かい【櫓櫂/艪櫂】
1 櫓と櫂。 2 船の両側にあって櫓と櫂を扱うところ。
櫓櫂(ろかい)な・し
《船を漕ぐための櫓も櫂もないというところから》頼みとするものがないたとえ。
ろ‐かじ【櫓舵/艪舵】
船の櫓と舵。また、広く船具をいう。
ろ‐ぐい【櫓杭/艪杭】
和船で、船尾の櫓床(ろどこ)につける小突起。櫓の入れ子をはめて、櫓をこぐときの支点とする。櫓臍(ろべそ)。
ろ‐せい【櫓声/艪声】
舟の櫓をこぐ音。
ろ‐なわ【櫓縄/艪縄】
船の床から、櫓の上端のにぎりの部分にかける縄。
ろ‐びょうし【櫓拍子/艪拍子】
舟の櫓をこぐ拍子。櫓をこぐときの掛け声の調子。
ろ‐べそ【櫓臍/艪臍】
「櫓杭(ろぐい)」に同じ。