はる【遥】
[形動ナリ]遠くまで眺望が開けているさま。はるか。多く「目もはるに」の形で「芽も張る」の意にかけて用いている。「紫の色濃き時は目も—に野なる草木ぞわかれざりける」〈伊勢・四一〉
はるくさ‐の【春草の】
[枕] 1 芽生えた春の草の愛らしい意から、「めづらし」にかかる。「—いやめづらしき我が大君かも」〈万・二三九〉 2 春の草が生い繁る意から、「しげし」にかかる。「—繁き我(あ)が恋大き海の」〈...
はる‐まつり【春祭(り)】
春行われる祭り。その年の豊作を祈願するものが多い。《季 春》「老桑の瑞(ずい)の芽立や—/秋桜子」
はる‐もみじ【春紅葉】
1 春、草木の赤い新芽が一斉に出て秋の紅葉のように見えること。《季 春》 2 春に赤い葉が出る品種のモミジ(カエデ)。
はる‐やなぎ【春柳】
[名]春、芽を出し始めたころの柳。 [枕]芽を出し始めた柳の枝をかずらに挿す意から、「かづら」「葛城山(かづらきやま)」にかかる。「—縵(かづら)に折りし梅の花」〈万・八四〇〉
はんごん‐そう【反魂草】
キク科の多年草。中部地方以北の深山に自生。高さ1〜2メートル。茎はやや紫色を帯び、葉は羽状に深く裂けている。7〜9月、多数の黄色い頭状花を開く。若芽は食用。
ばく【麦〔麥〕】
[音]バク(漢) [訓]むぎ [学習漢字]2年 〈バク〉五穀の一。ムギ。「麦芽・麦稈(ばっかん)・麦秋/燕麦(えんばく)・菽麦(しゅくばく)・精麦・米麦」 〈むぎ〉「麦茶・麦畑/大麦・小麦・...
ばく‐が【麦芽】
麦を発芽させたもの。特に、大麦のものをいう。ビール・水飴(みずあめ)の製造に用いる。麦もやし。
ばくが‐とう【麦芽糖】
二糖類の一。でんぷんを麦芽中に含まれる酵素アミラーゼで糖化すると得られる。白色の結晶で、水によく溶け、甘味は蔗糖(しょとう)より弱い。水飴の主成分。マルトース。
バクテロイデス【Bacteroides】
芽胞を形成しない偏性嫌気性のグラム陰性桿菌の一属。腸内細菌叢を構成する代表的な細菌の一つ。日和見感染の原因となる。