しんじゅく‐ぎょえん【新宿御苑】
東京都新宿区から渋谷区にまたがる公園。もと、信州高遠(たかとお)藩主内藤氏の下屋敷で、明治12年(1879)宮内省所管となり、昭和24年(1949)に公園として開放。現在は環境省所管。
しんせん‐えん【神泉苑】
平安京大内裏造営の際に設けられた天皇の遊覧用庭園。のち、空海が善女竜王をまつってから雨乞いの修法の場ともなった。現在、京都市中京区に苑池の一部が残る。
じゅ‐えん【樹園/樹苑】
樹木の多い庭園。林園。
じょうりん‐えん【上林苑】
中国、長安の西方にあった大庭園。秦の始皇帝が創設し、漢の武帝が拡張した。周囲約150キロに及び、内に苑36、宮12、観25を設け、世界の珍獣・奇草を集めたという。
ぜいえん【説苑】
中国、漢代の説話集。20巻。前漢の劉向(りゅうきょう)編。成立年未詳。君道・臣術など20編からなり、それぞれ序説のあとに逸話を収録して儒教思想を説く。
そていじえん【祖庭事苑】
中国の字典。8巻。宋の睦庵善卿撰。1098〜1110年刊。「雲門録」などの禅宗関係の図書から熟語二千四百余語を採録し、その典拠を示して注釈を加えたもの。
その【園/苑】
1 果樹・花・野菜などを植えた一区画の土地。庭園。「梅の—」 2 ある物事が行われる場所。また、ある特定の場所。「学びの—」「女の—」
ちく‐えん【竹園/竹苑】
「たけのその」に同じ。
ちどりがふち‐せんぼつしゃぼえん【千鳥ヶ淵戦没者墓苑】
日中戦争・太平洋戦争時に海外で戦死した軍人・軍属・一般邦人の遺骨を埋葬した国立の墓地公園。遺族に引き渡すことができなかった約36万柱の遺骨が納められている。昭和34年(1959)建設。皇居北西部...
でん‐えん【田園/田苑】
田と園(その)。田畑。また、田畑のある地方。いなか。「—風景」 [補説]曲名別項。→田園