とま【苫/篷】
菅(すげ)や茅(かや)などを粗く編んだむしろ。和船や家屋を覆って雨露をしのぐのに用いる。
とまこまい【苫小牧】
北海道南西部の市。太平洋に面する。製紙業で発展。昭和47年(1972)に港が完成し、総合工業地となる。人口17.3万(2010)。
とまこまい‐こう【苫小牧港】
北海道南部にある港。苫小牧市と厚真町(あつまちょう)にまたがり、特別地方公共団体の苫小牧港管理組合が管理する。国際拠点港湾の一。西港区と東港区からなり、西港区は工業港、東港区は物流拠点の役割をもつ。
とまこまい‐こまざわだいがく【苫小牧駒沢大学】
北洋大学の旧称。
とまこまい‐し【苫小牧市】
⇒苫小牧
とま‐びさし【苫庇】
苫葺(ぶ)きのひさし。「いつとなく塩やくあまの—」〈新古今・恋二〉
とま‐ぶき【苫葺き】
苫で屋根を葺(ふ)くこと。また、その屋根。
とま‐ぶね【苫舟】
苫で屋根を葺(ふ)いた舟。
とま‐や【苫屋】
苫で屋根を葺(ふ)いた家。苫の屋。苫屋形。「木影に隠れたる—の灯見えたり」〈鴎外・うたかたの記〉
とまや‐がい【苫屋貝】
トマヤガイ科の二枚貝。潮間帯の岩礁に足糸で固着している。長方形で、殻長約25ミリ。殻表に太い放射状の肋(ろく)があり、灰白色で褐色斑がある。胎生。