あれち‐のぎく【荒地野菊】
キク科の一年草。道端や荒れ地に生え、高さ30〜60センチ。全体に白い毛がある。葉は灰緑色で、細い。夏、黄色を帯びた白緑色の花を総状につける。南アメリカの原産で、明治の中ごろ日本に渡来。《季 秋》...
あろかっせんものがたり【鴉鷺合戦物語】
御伽草子。2巻または3巻。著者未詳。一条兼良(いちじょうかねら)の著ともいわれ、成立は応仁の乱以後とされる。祇園(ぎおん)林の鴉(からす)と、糺(ただす)の森の鷺(さぎ)との合戦を擬人化して描い...
アロマテラピー【(フランス)aromathérapie】
薬草・花などの香りの成分を用いて、神経の鎮静やストレスの軽減を図り、心身の健康を保たせようとするもの。アロマセラピー。芳香療法。
あわ【粟】
1 イネ科の一年草。五穀の一。高さ約1.5メートル。葉は細長く、互生する。秋、茎の頂に長く太い円柱形の花穂を1本出す。実は小粒で黄色。糯(もち)と粳(うる)とがある。古くから栽培され、粟飯・粟餅...
あわ‐こがねぎく【泡黄金菊】
キク科の多年草。山麓や土手などに生え、高さ60〜90センチ。葉は五つに深く裂けている。秋、黄色い小花が多数開く。
あわ‐ごけ【泡苔】
オオバコ科の一年草。湿地などに生え、卵円形の葉が対生する。春から秋、緑色を帯びた白い花を葉の付け根につける。
あわじ‐しま【淡路島】
瀬戸内海最大の島。兵庫県に属する。もと淡路の一国をなし、近世は徳島藩領。気候温暖で、ビワ・ミカン・草花などを栽培。面積593平方キロメートル。[歌枕]
あわふき‐むし【泡吹虫】
半翅(はんし)目アワフキムシ科の昆虫の総称。体長0.6〜2センチで、セミに似る。幼虫は尾端から泡を出して草の茎などに白い塊を作り、その中で暮らす。つばきむし。あわふき。
あわもり‐しょうま【泡盛升麻】
ユキノシタ科の多年草。日本特産。谷に生え、高さ約50センチ。葉は複葉。初夏、多数の白い小花をつける。観賞用にする。あわもりそう。《季 夏》
あわれび【哀れび/憐れび】
「哀れみ」に同じ。「—を広田の浜に祈りても今はかひなき身の思ひかな」〈拾遺愚草・下〉