すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
せいたか‐あわだちそう【背高泡立草】
キク科の多年草。北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代、日本に渡来。土手や荒れ地に群がって生え、高さ1メートル以上になる。秋、黄色い花を多数穂状につける。《季 秋》 [補説]書名別項。→背高泡立草
せき‐や【関屋】
関所の番小屋。「人住まぬ不破の—の板びさし荒れにし後はただ秋の風」〈新古今・雑中〉 源氏物語第16巻の巻名。光源氏、29歳。源氏が石山寺へ参詣の途中、逢坂(おうさか)の関で空蝉(うつせみ)と...
そう‐らい【草莱】
1 荒れ果てた草地。また、生い茂った雑草。「狐兎の踰(こ)ゆるに任せ—の埋むるに任せたる事」〈露伴・二日物語〉 2 荒れ地。未開の地。転じて、田舎(いなか)。「田疇(でんちゅう)ことごとく治まり...
たい‐はい【退廃/頽廃】
[名](スル) 1 衰えてすたれること。くずれ荒れること。廃頽。「旧家が—する」 2 道徳的な気風がすたれて健全な精神を失うこと。「—した社会」
た‐がや・す【耕す】
[動サ五(四)]《「たかえ(田返)す」の音変化》作物を作るために、田畑の土を掘り返す。「荒れ地を—・す」 [可能]たがやせる
たけ・る【猛る】
[動ラ五(四)] 1 荒々しく行動する。激しく荒れる。暴れる。「—・る馬を押さえる」「海が—・る」 2 興奮して、早くそのことをしようとする。荒々しい気持ちになる。「—・る心を抑える」
たち‐ぐされ【立(ち)腐れ】
[名](スル)草木などが立ったままで腐ること。また、建物などが手入れをしないために荒れ朽ちてしまうこと。
たとしえ‐な・し【譬へ無し】
[形ク]たとえようがない。くらべようがない。「すこし荒れたりつる院の内、—・く狭げにさへ見ゆ」〈源・若菜下〉
た‐の‐む【田の面】
「たのも」の音変化。和歌などで「頼む」に掛けて用いる。「みよしのの里は荒れにし秋の野に誰を—の初雁の声」〈夫木・一二〉