あら‐わざ【荒技】
柔道・相撲などで、強く激しい大きな技。力技。
あら‐わざ【荒業】
荒々しい仕事。荒仕事。「多年—に身を揉み寒熱に無理堪(ごた)えせし身体だけに」〈露伴・いさなとり〉
あら‐わし【荒鷲】
1 荒々しい鷲。《季 冬》 2 勇猛な戦闘機、その搭乗員のたとえ。
ありそ【荒磯】
《「あらいそ」の音変化》荒波の打ち寄せる、岩石の多い海岸。「み立たしの島の—を今見れば生ひざりし草生ひにけるかも」〈万・一八一〉
ありそ‐うみ【荒磯海】
岩石が露出し波の荒い海辺。ありそみ。「—の浜の真砂(まさご)と頼めしは忘るることの数にぞありける」〈古今・恋五〉
ありそ‐なみ【荒磯波】
[名]「あらいそなみ」に同じ。
[枕]同音の繰り返しで「あ(有・在)り」にかかる。「—ありても見むと」〈万・三二五三〉
あ・る【荒る】
[動ラ下二]「あれる」の文語形。
あれ【荒れ】
1 あれること。荒廃。「壁の—が目だつ」 2 風雨が激しく、天候が穏やかでないこと。また、物事が激しく変動すること。「—模様」 3 皮膚があらくなること。「手の—」
あれ‐うま【荒れ馬/暴れ馬】
あばれ馬。悍馬(かんば)。
あれ‐くる・う【荒れ狂う】
[動ワ五(ハ四)] 1 狂ったようにひどく暴れる。「—・った裸馬にうちまたがる」 2 風や波などが、ひどく荒れさわぐ。「台風が各地で—・う」