こう‐いん【荒淫】
[名・形動]過度に情欲にふけること。また、そのさま。「姉さんの旦那をして居ると云う—な外科医に」〈竜胆寺雄・アパアトの女たちと僕と〉
こう‐きょう【荒凶】
「凶荒(きょうこう)」に同じ。
こう‐げん【広言/荒言】
[名](スル)無責任に大きなことを言い散らすこと。また、その言葉。「—を吐く」「偉そうなことを—する」
こう‐げん【荒原】
1 荒れ果てた野原。荒野。 2 植物群系の一。気候条件などが厳しく、特定の植物がまばらにしか生育できない所。乾荒原(砂漠)・寒地荒原(ツンドラなど)・海岸荒原(砂丘)などに分けられる。
こうげん‐しょくぶつ【荒原植物】
荒原に生育する植物。乾荒原の乾燥に強いサボテン、海岸荒原の塩分に強いハマヒルガオなど。
こう‐じょう【荒城】
荒れ果てた城。「嗚呼(ああ)—の夜半(よわ)の月」〈晩翠・荒城の月〉
こうじょうのつき【荒城の月】
土井晩翠(どいばんすい)作詞、滝廉太郎作曲の歌曲。明治34年(1901)に発表。歌詞は仙台の青葉城趾などから、曲は大分県竹田の岡城趾から想を得たといわれる。
こう‐じん【荒神】
1 「三宝荒神」の略。 2 民間で、かまどの神。また、防火・農業の神。
こうじん‐ぐ【荒神供】
三宝荒神を供養する法会。
こうじん‐だな【荒神棚】
荒神を祭る棚。多く台所のかまどの上などに設ける。