莫耶(ばくや)を鈍(どん)と為(な)し鉛刀(えんとう)を銛(せん)と為(な)す
《賈誼「弔屈原文」から》名剣である莫耶を切れ味が悪いと言い、鉛で作った刀をよく切れると言って褒める。でたらめな評価をすることのたとえ。
ばく‐れん【莫連】
すれていてずるがしこいこと。また、そのような女性。あばずれ。すれっからし。「ああ見えても…中々の—で」〈魯庵・社会百面相〉
ばっこう‐くつ【莫高窟】
⇒敦煌石窟
まく‐も【莫目/莫牟】
古代の管楽器の一。高麗楽(こまがく)・百済楽(くだらがく)に用いられたが、実体は未詳。篳篥(ひちりき)の一種ともいう。
まく‐もうぞう【莫妄想】
禅家の語。妄想することなかれ。悟りを得るためには思惟分別する心を放棄せよということ。
まな【勿/莫】
[副]漢文訓読で「…することまな」の形で、…するな、…してはならぬ、の意を表す。和文では単独で「いけない」と制止する意を表す。「望(ねが)はくは死(みまか)りて後に人を労(いたは)らしむること—...
メリヤス【(スペイン)medias/(ポルトガル)meias】
《靴下の意》編み物用機械によって編んだ布地。織物が縦・横2本の直線の糸でつくられるのに対し、メリヤスは1本の糸による編み輪のからみ合いでつくられる。 [補説]「莫大小」「目利安」とも書く。
モスクワ【Moskva/Москва/(英)Moscow】
ロシア連邦の首都。東ヨーロッパ中央部に位置し、交通の中心地。機械・金属などの工業が発達。13世紀にモスクワ大公国の首都、15世紀以降はロシア帝国の首都となったが、1712年にサンクトペテルブルグ...
モール【(ポルトガル)mogol】
1 《もとインドのモグール(ムガル)帝国で好んで用いられたところから》絹の紋織物の一種。縦糸は絹糸で、横糸に金糸を用いたものを金モール、銀糸を用いたものを銀モールという。モール織り。 2 金・銀...