おち‐かさな・る【落(ち)重なる】
[動ラ五(四)] 1 落ちたものの上に、さらに落ちて重なる。「木の葉が—・った山道」 2 重なって落ちる。「馬の上にて引っ組んで、波打ち際に—・って」〈謡・敦盛〉
おち‐かた【落(ち)方】
1 落ちるときの状態。落ちぐあい。「—がうまく木にひっかかった」 2 花などが終わろうとするころ。落ちはじめるころ。「御前の梅は…すこし—になりたれど、なほをかしきに」〈枕・八三〉 3 逃げる機...
おち‐つの【落(ち)角】
夏になると自然に落ちる牡鹿(おじか)の角。落とし角。
おっこち【落っこち】
恋に落ちること。情人関係になること。また、その情人。「君の—は何うしたんでげす」〈鏡花・湯島詣〉
おっこ・ちる【落っこちる】
[動タ上一] 1 関東地方で「落ちる」をいう語。「屋根から—・ちた」「試験に—・ちる」 2 恋に落ちる。惚(ほ)れる。「女ニ—・チタ」〈和英語林集成〉
頤(おとがい)が落(お)・ちる
1 寒くて震え上がるさま。「寒きこといとわりなく、頤など落ちぬべきを」〈枕・二九八〉 2 食べ物が非常にうまいことのたとえ。あごが落ちる。「—・つるやうな」〈虎寛狂・附子〉 3 口数が多いことの...
おとし‐まく【落(と)し幕】
歌舞伎などの舞台の幕で、ひもを引くと落ちるように仕掛けたもの。振り落とし幕。
おに‐しばり【鬼縛】
ジンチョウゲ科の落葉低木。本州以西の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は細長い。雌雄異株で、早春、黄緑色の花を開き、実は紅色。樹皮の繊維は強く、名は鬼をも縛れるというところから。夏に葉が落ちるの...
思(おも)いも寄(よ)ら◦ない
思いつきもしない。全く予想しない。「試験に落ちるとは—◦なかった」
か‐い【下位】
地位や順位などが低いこと。「成績が—に落ちる」「打順が—の選手」⇔上位。