おち‐め【落(ち)目】
1 勢いなどが盛りを過ぎて下り坂になること。「人気が—になる」 2 商品の量目が、送り状の記載よりも減っていること。
おちゃ‐ない【落ちゃない】
《「(毛髪の)落ちはないか」という呼び声から》近世、髢(かもじ)の材料にするための抜け毛を買い集めた人。落ち買い。
おちゅうど【落人】
《「おちびと」の音変化》 戦に負け、人目を避けて逃げていく人。「平家の—」 歌舞伎舞踊「道行旅路の花聟(はなむこ)」の通称。
おち‐ゆ・く【落(ち)行く】
[動カ五(四)] 1 遠くへ逃げていく。「最果ての地に—・く」 2 結局は、そこに行き着く。帰着する。「いろいろ意見はあるが—・く先は一つだ」 3 落ちぶれていく。劣っていく。「—・くけぢめこそ...
お・ちる【落ちる/堕ちる/墜ちる】
[動タ上一][文]お・つ[タ上二] 1 上から下へ自然に、また、急に移動する。 ㋐落下する。「谷底へ—・ちる」「涙が頰(ほお)を伝って—・ちる」「吊り橋が—・ちた」 ㋑雨・雪などが降る。「寒いと...
おちる【落ちる】
多岐川恭の短編小説。昭和33年(1958)刊行。同年、第40回直木賞受賞。
落(お)ちを取(と)・る
拍手喝采(かっさい)を受ける。「かみさまや女中たちが見物してぢゃが、一ばん—・る気はねえか」〈滑・膝栗毛・七〉
おっこち【落っこち】
恋に落ちること。情人関係になること。また、その情人。「君の—は何うしたんでげす」〈鏡花・湯島詣〉
おっこ・ちる【落っこちる】
[動タ上一] 1 関東地方で「落ちる」をいう語。「屋根から—・ちた」「試験に—・ちる」 2 恋に落ちる。惚(ほ)れる。「女ニ—・チタ」〈和英語林集成〉
おっこと・す【落っことす】
[動サ五(四)]関東地方で「落とす」をいう語。「橋の上から石を—・す」