あさがお‐あわせ【朝顔合(わ)せ】
朝顔の品評会。種々の朝顔を持ち寄り、花や葉の優劣を競う遊び。江戸時代に流行。
あさ‐がら【麻殻/白辛樹】
エゴノキ科の落葉高木。本州中部以西の山地に自生。葉は広楕円形。初夏、白い花が多数垂れて咲く。実から油をとる。材は軽くて柔らかい。あさぎ。
あさ‐ぎ【浅葱】
《薄いネギの葉の色の意。「葱」を「黄」と混同して「浅黄」とも書く》 1 緑がかった薄い藍色(あいいろ)。 2 《着用する袍(ほう)の色が浅葱であるところから》六位の人の称。 3 「浅葱裏(あさぎ...
あさぎり‐そう【朝霧草】
キク科の多年草。東北地方から北の高山や海岸に自生。高さ約50センチ。全体に銀白色の絹毛がある。葉は糸状の小葉からなる羽状複葉。秋、黄白色の小花を穂状につける。観賞用に栽培。《季 秋》
あさざ【莕菜/荇菜】
《古くは「あざさ」》ミツガシワ科の水生の多年草。葉は沼などの水面に浮かび、円形で、表面は緑色、裏面は茶色がかった紫色。夏、水面より高く花茎を伸ばして黄色の花をつける。《季 夏》「天竜寺—いっぱい...
あさだ
カバノキ科の落葉高木。春、黄褐色の雄花と雌花とが尾状につく。材は堅く光沢があって耐久性に富み、床板・家具・器具に使用。
あさ‐つき【浅葱/糸葱】
1 ヒガンバナ科の多年草。地下茎はラッキョウに似る。葉は淡緑色の筒状でネギに似る。食用として栽培。せんぼんわけぎ。せんぶき。《季 春》「—よ香をなつかしみ妹が里/紫里」 2 葉ネギを若いうちに収...
あさづく‐ひ【朝付く日】
朝方の日。朝日。⇔夕付く日。「—さすや岡べの草の葉に」〈拾玉集・一〉
あさ‐の‐は【麻の葉】
1 麻の葉の形に似た幾何学的文様。 2 麻の葉をかたどった紋所。
あさのは‐かえで【麻の葉楓】
ムクロジ科の落葉高木。関東以西の深山に生える。葉は五つに裂けていて麻の葉に似る。雌雄異株。春に淡黄色の小花が総状につく。実には2枚の翼片がある。