かいぞく‐ばん【海賊版】
《pirated edition》外国の著作物を、著者・出版社の許可を受けずに複製したもの。同一国内のものについてもいう。 [補説]レコードやCD、DVDなどの場合は「海賊盤」とも書く。→ブートレグ
かいたのうたえる【槐多の歌へる】
村山槐多の詩集。友人、山崎省三の編による遺稿集で、著者没後の大正9年(1920)に刊行。
かい‐だい【解題】
[名](スル) 1 書物や作品の著者・成立事情・内容・体裁・出版・発表の年月、他に及ぼした影響などについて解説すること。また、その解説。開題。 2 問題を解くこと。「僕が算術の—に苦しんで考えて...
かいどうをゆく【街道をゆく】
司馬遼太郎による旅行記のシリーズ。街道という切り口を通じ、それぞれの土地の歴史や風俗について考察する。昭和46年(1971)に「週刊朝日」誌で連載開始、平成8年(1996)著者の死により終了。単...
かがくしゅう【下学集】
室町中期の国語辞書。2巻。著者未詳。文安元年(1444)成立。天地・時節・神祇(しんぎ)・言辞など18部門に分類し、用字・意味・語源を簡単に記したもの。
かがやくにほんごのあくたい【かがやく日本語の悪態】
川崎洋の随筆。平成9年(1997)刊。古今の文学作品や方言、キャンパス用語などから著者が収集したあらゆる日本語の悪態を網羅的に紹介する。平成10年(1998)、同年刊行の「日本方言詩集」と本作な...
かく‐だい【郭大/廓大】
[名・形動](スル) 1 広くて大きいこと。また、そのさま。「アリアン種族の頭蓋—にして、前額の秀出せるは」〈雪嶺・真善美日本人〉 2 「拡大」に同じ。「著者の志す所は厳君の経籍訪古志を—して」...
かくめいせんしのかげ【革命戦士の影】
《原題The Shadow of a Gunman》オケーシーの戯曲。2幕。1923年初演の、著者の出世作。アイルランド独立運動時の暴動を描く。
かすがののうた【春日野の歌】
会津八一の歌集。昭和30年(1955)刊行。著者の生前最後に刊行された歌集。
かぜのけいふ【風の系譜】
野口冨士男の長編小説。昭和15年(1940)刊。昭和22年(1947)、大幅に手直しした「決定版風の系譜」を刊行。著者没後の平成28年(2016)には、昭和29年(1954)に著者自身が手を入れ...