ほのおのじだい【炎の時代】
大池唯雄の歴史小説。副題「明治戊辰の人びと」。著者最晩年の作品で、戊辰戦争を題材とする。昭和45年(1970)発表。
ほらふきアンリのぼうけん【ホラ吹きアンリの冒険】
荻野アンナの自伝的長編小説。平成13年(2001)刊。フランス系アメリカ人である著者の父、アンリ=ガイヤールが世界各国を旅しながら、日本で母とめぐり合うまでの半生を描く。
ほんのざっし【本の雑誌】
文芸雑誌。目黒考二、椎名誠、沢野ひとしらが中心となり、昭和51年(1976)に創刊。書評を中心に、コラムや対談、著者インタビューなど、本をめぐるさまざまな記事を掲載。
ぼうきょうとうみ【望郷と海】
石原吉郎による随筆集。シベリア抑留を生き延びた著者が、ラーゲリを転々とした過酷な体験をもとに執筆。昭和47年(1972)刊行。第11回藤村記念歴程賞受賞。
ぼくはかぐやひめ【僕はかぐや姫】
松村栄子の小説。平成2年(1990)、第9回海燕新人文学賞を受賞した著者のデビュー作。
ぼくようしん【牧羊神】
上田敏の詩・訳詩集。大正9年(1920)、著者の死後に刊行。
ぼくらのじだい【ぼくらの時代】
栗本薫の長編推理小説。昭和53年(1978)刊。同年、第24回江戸川乱歩賞受賞。著者と同名の素人探偵を主人公とする「ぼくらシリーズ」の第1作。
ポプラとぐんしん【ぽぷらと軍神】
高橋揆一郎の短編小説。昭和48年(1973)、第37回文学界新人賞を受賞した、著者のデビュー作。同年刊行の小説集「伸予(のぶよ)」に収録。
マイクハマーへでんごん【マイク・ハマーへ伝言】
矢作俊彦のハードボイルド小説。昭和53年(1978)刊行。著者初の長編作品。
ますかがみ【増鏡】
南北朝時代の歴史物語。17巻。増補本もある。著者は二条良基説が有力。応安年間(1368〜1375)に成立か。治承4年(1180)後鳥羽天皇誕生から元弘3=正慶2年(1333)後醍醐天皇還幸までの...