いん‐ぺい【隠蔽】
[名](スル)人の所在、事の真相などを故意に覆い隠すこと。「証拠を—する」「—工作」
えん‐ぺい【掩蔽】
[名](スル) 1 おおい隠すこと。「旧悪を—する」 2 地球と恒星または惑星との間に月が入り、恒星・惑星を隠す現象。月の位置の精密測定に利用される。星食(せいしょく)。
しゃ‐へい【遮蔽】
[名](スル) 1 覆いを掛けたりして、人目や光線などからさえぎること。「日光からフィルムを—する」「—幕」 2 物理学で、空間のある部分を電界・磁界など外部の力の場の影響から遮断すること。磁気...
しょう‐へい【障蔽】
覆い隠すこと。さえぎること。また、そのもの。しきり。へだて。
じき‐しゃへい【磁気遮蔽】
外部磁界の影響を減少させるために、強磁性体の筒などで囲むこと。計測器や電子装置に使用。
せいでん‐しゃへい【静電遮蔽】
金属などの導体で囲んで接地し、導体表面に静電誘導されてできた電界によって外部の電界の影響を打ち消し遮断すること。静電シールド。
でんじ‐しゃへい【電磁遮蔽】
電気回路などを金属でおおって、電磁波の進入や漏れを遮断すること。電子機器の誤作動や雑音防止などのために行う。
へい【蔽】
[常用漢字] [音]ヘイ(漢) [訓]おおう 横に広くかぶさる。おおい隠す。「隠蔽・掩蔽(えんぺい)・遮蔽・建蔽率」
よう‐へい【壅蔽】
[名](スル)ふさぎおおうこと。「中間に居て聖明を—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ろく‐へい【六蔽】
仏語。清浄心をおおう六種の悪心。慳貪(けんどん)・破戒・瞋恚(しんい)・懈怠(けだい)・散乱・愚痴。