ばん‐ご【蛮語/蕃語】
1 えびすの言葉。また、異国の言語。 2 南蛮語。江戸時代、スペイン語・ポルトガル語・オランダ語などのこと。
ばん‐しゃ【蕃社】
日本統治時代、台湾の先住民族(高砂族)の集落や集団に対する呼称。
ばん‐しゅう【蛮習/蕃習】
野蛮な風習。
ばん‐しょ【蕃書/蛮書】
江戸時代に、欧米、特にオランダの書籍・文書をさしていった語。
ばん‐しょ【蕃藷】
サツマイモの別名。
ばん‐しょう【蕃椒】
トウガラシの別名。
ばんしょこう【蕃藷考】
江戸中期の農書。1巻。青木昆陽著。享保20年(1735)刊。救荒作物としての蕃藷(サツマイモ)の栽培法・貯蔵法などを記したもの。
ばんしょ‐しらべしょ【蕃書調所】
江戸末期、幕府が洋学教授および洋書・外交文書の翻訳などのために設けた機関。安政2年(1855)洋学所として設立。安政4年(1857)開校。のち、洋書調所を経て開成所となる。
ばん‐しん【蕃神/蛮神】
外国人のまつる神。外国から伝わった神。
ばん‐じん【蕃人】
1 未開の地の人。未開人。 2 日本統治時代、台湾の先住民である高山(こうざん)族の呼称。