うす‐びたい【薄額】
冠(かんむり)で、額当(ひたいあ)てを細幅に作ったもの。16歳までの少年が用いたが、位の低い者は16歳以上でも用いた。⇔厚額。
うす‐びょうし【薄表紙】
薄くて柔軟な表紙。また、その本。
うす‐びん【薄鬢】
江戸時代の男子の髪形で、額を広くそり上げ、左右の鬢を幅狭くしたもの。⇔厚鬢。
うす‐ふたあい【薄二藍】
染め色の名。二藍色の薄いもの。
うす‐べった・い【薄べったい】
[形]いかにも薄い。「薄い」を強めていう語。「—・い本」
うす‐べに【薄紅】
1 薄い紅色。 2 唇・ほおなどに薄く引いた紅。
うす‐べり【薄縁】
布の縁をつけたござ。薄縁畳。
うす‐ぼ・ける【薄ぼける】
[動カ下一]色や輪郭などが少し不鮮明になる。ぼんやりとなる。「—・けた文字」「—・けた思い出」
うす‐ぼんやり【薄ぼんやり】
[副](スル) 1 物の形、事柄の印象などがあまり鮮明ではないさま。「遠くに—と山が見える」「—した記憶」 2 気がきかず、少し間の抜けているさま。「—した人」
うす‐まい【薄舞】
江戸時代、丹波の山本地方などで生産された刻みタバコ。薄味で芳香が強く、薩摩国府(こくぶ)タバコに次ぐ上質のものとされた。