うす‐で【薄手】
[名・形動] 1 紙・織物・陶器などの厚さが薄いこと。また、そのさま。「—の茶碗」「—な生地」⇔厚手。 2 内容などが浅くて安っぽいこと。また、そのさま。「—な評論」 3 戦いなどで受けた、軽い...
うす‐どろ【薄どろ】
歌舞伎下座(げざ)音楽で、大太鼓を長ばちで弱く小刻みに打つ鳴り物。幽霊・妖怪などの出入りに用いる。うすどろどろ。⇔大(おお)どろ。
うす‐なさけ【薄情け】
心のこもっていない見せかけの愛情。
うす‐におい【薄匂ひ】
色を薄くぼかすこと。また、香りがかすかにすること。「我が宿の根こじの梅のかた咲きてほつえの風ぞ—なる」〈夫木・三〉
うす‐にく【薄肉】
1 薄い肉色。俳優が化粧に使う薄赤い色。 2 「薄肉彫り」の略。
うすにく‐ぼり【薄肉彫(り)】
「薄浮き彫り」に同じ。薄肉。
うす‐にび【薄鈍】
1 染め色の名。鈍色(にびいろ)の薄いもの。薄いねずみ色。 2 1の色の衣服。喪服・僧服など。「御叔父の服(=服喪)にて—なるも」〈源・蜻蛉〉
うす‐ぬり【薄塗(り)】
[名](スル) 1 絵の具・塗料・化粧品などを薄く塗ること。また、薄く塗ったもの。 2 「薄塗の烏帽子(えぼし)」の略。
うすぬり‐の‐えぼし【薄塗の烏帽子】
紗(しゃ)地に漆を薄く塗った烏帽子。→厚塗の烏帽子
うす‐ねずみ【薄鼠】
薄いねずみ色。薄墨色。うすねず。