さっかいき【薩戒記】
室町時代の公卿中山定親の日記。応永25年(1418)から嘉吉3年(1443)までの日記と、永享元年(1429)までの目録・部類記などからなる。室町中期の政治・経済史を知る重要史料。
さっ‐しゅう【薩州】
薩摩(さつま)国の異称。
さった【薩埵】
《(梵)sattvaの音写。「有情」の意》 1 仏語。衆生(しゅじょう)。 2 「菩提(ぼだい)薩埵」の略。菩薩(ぼさつ)。
さった‐とうげ【薩埵峠】
静岡市清水区の海岸沿いにある峠。旧東海道の難所および名勝地として知られた。
さっ‐ちょう【薩長】
薩摩(さつま)国と長門(ながと)国。また、薩摩藩と長州藩。
さっちょう‐どうめい【薩長同盟】
慶応2年(1866)薩摩・長州両藩の間に結ばれた同盟。坂本竜馬や中岡慎太郎が仲介し、西郷隆盛と木戸孝允らが締結。倒幕運動進展の基盤となった。薩長盟約。薩長連合。
さっちょう‐めいやく【薩長盟約】
⇒薩長同盟
さっちょう‐れんごう【薩長連合】
⇒薩長同盟
さつ【薩】
[人名用漢字] [音]サツ(漢) 1 梵語の音訳字。「薩埵(さった)/菩薩(ぼさつ)」 2 薩摩(さつま)国。「薩州」
さつえい‐せんそう【薩英戦争】
文久3年(1863)鹿児島で英国東洋艦隊と薩摩藩との間で行われた戦争。前年の生麦事件が原因。両軍ともに大きな損害を被り、同年講和。以後両者の提携が進んだ。