でんし‐せんしょく【電子染色】
ある特定の生体組織や細胞の構造体を、電子顕微鏡で観察しやすくするために用いられる薬品。光学顕微鏡のための染色液と異なり、電子顕微鏡は色を識別できないため、電子線を散乱させるウランや鉛などの重金属...
データほご‐きかん【データ保護期間】
新薬を開発した企業が製造販売の承認を受けるために提出した臨床試験などのデータが、知的財産として保護される期間。日本では、薬機法による再審査期間がこれにあたる。 [補説]医薬品の再審査制度とは、新...
とうめいこっかく‐ひょうほん【透明骨格標本】
動物の軟組織を薬品などで透明化し、生体時の骨格の立体的配置や微細な構成要素を損なうことなく作製した標本。一般に硬骨はアリザリンレッド、軟骨はアルシアンブルーで染色される。
とうろくはんばい‐しゃ【登録販売者】
薬機法で定められた医薬品販売の専門職。一般用医薬品のうち第二類医薬品と第三類医薬品を販売することができる。購入者から相談を受けた場合、適切な情報を提供することが義務付けられている。薬店等で1年以...
とか・す【溶かす/解かす/融かす】
[動サ五(四)] 1 薬品や熱を加えて、固形物を液状にする。「鉄を—・す」「バターを—・す」 2 固形物に液体を加えてまぜあわせる。また、まぜあわせて均一の液体にする。とく。「絵の具を—・す」「...
とくれい‐しょうにん【特例承認】
省庁等の公的機関が、関係法の規定に基づいて、通常の要件を緩和して特例的に承認を行うこと。 [補説]疾病の蔓延など健康被害の拡大防止のため緊急の対応が必要で、他に適当な方法がない場合、厚生労働大臣...
と・ける【溶ける/解ける/融ける】
[動カ下一][文]と・く[カ下二]《「と(解)ける」と同語源》 1 固体が、熱や薬品などによって、液状になる。「氷が—・ける」「暑さでアスファルトが—・ける」 2 ある物質が液体の中に平均にまじ...
とっきょ‐の‐がけ【特許の崖】
《売上を示すグラフが崖のような形になるところから》新薬に関する特許期間が切れたあと、後発医薬品(ジェネリック)の普及によって売上が激減すること。パテントクリフ。
トレーサビリティー【traceability】
《跡をたどることができることの意》農産物・食品・医薬品・工業製品などの商品やその原材料・部品などを個別に識別し、生産から加工・流通・販売・廃棄までの過程を明確に記録することによって、商品からさか...
どういだたいおよびどうちししょう‐ざい【同意堕胎及び同致死傷罪】
医師・助産師・薬剤師・医薬品販売業者以外の者が、女性本人の依頼や承諾によって堕胎させる罪。刑法第213条が禁じ、2年以下の懲役に処せられる。また、これによって女性を死傷させたときは、3か月以上5...