へんけいせい‐しつかんせつしょう【変形性膝関節症】
膝関節の軟骨が摩耗・変形し、痛み・運動障害をきたす疾患。進行すると膝に滑液がたまったり、膝の屈曲や歩行が困難になることがある。中高年の女性に発症することが多い。運動療法・薬物療法のほかに、内視鏡...
ほんぞう‐がく【本草学】
中国古来の植物を中心とする薬物学。500年ころ陶弘景のまとめた「神農本草」が初期文献で、明の李時珍が「本草綱目」に集大成。日本には平安時代に伝わり、江戸時代に全盛となり、中国の薬物を日本産のもの...
マイクロドーズ‐しけん【マイクロドーズ試験】
《microdose study》超微量の新薬候補物質を人体に投与し、薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄(はいせつ)の過程)を解析する手法。臨床試験(治験)を行う前に候補物質を絞り込むことで、開発...
ま‐やく【麻薬/痲薬】
中枢神経を麻痺させ、陶酔感を伴い、強い麻酔・鎮痛作用があるが、連用すると薬物依存を生じる物質。アヘンおよびそれより抽出されるモルヒネ・コデインやコカインなどの天然麻薬と、塩酸ペチジンなどの合成麻...
まやくおよびこうせいしんやく‐とりしまりほう【麻薬及び向精神薬取締法】
麻薬・向精神薬の輸出入・製造・譲渡・所持などの取り締まりと、麻薬中毒者に対する措置などについて定めた法律。昭和28年(1953)施行。当初の名称は「麻薬取締法」であったが、平成2年(1990)に...
まやく‐こうせいしんやく【麻薬向精神薬】
麻薬と向精神薬のこと。麻薬及び向精神薬取締法により取り扱いが厳しく規制されている。→薬物四法
まやくとくれい‐ほう【麻薬特例法】
《「国際的な協力の下に規制薬物に係る不正行為を助長する行為等の防止を図るための麻薬及び向精神薬取締法等の特例等に関する法律」の略称》薬物犯罪により得た収益を没収することにより、規制薬物に関する不...
まんせい‐こつずいせいはっけつびょう【慢性骨髄性白血病】
慢性白血病の一。フィラデルフィア染色体とよばれる遺伝子突然変異により、造血幹細胞に異常が起こり、血球が無制限に増殖する。中年以降に発症することが多い。主症状は極度の疲労感・寝汗・発熱。治療は急速...
まんせい‐ちゅうどく【慢性中毒】
薬毒物などの長期にわたる摂取によって徐々に生体機能に異常をきたす状態。麻薬・酒など薬物依存を生じることもあるが、有機溶剤を扱う職業病や、環境汚染による公害病もある。
む‐いしき【無意識】
[名・形動] 1 意識がないこと。正気を失うこと。「—の状態が続く」 2 自分のしていることに気づいていないこと。また、そのさま。「—に足が向く」 3 精神分析学で、意識下の領域、種々の人間現象...