そとも【蘇洞門】
福井県西部、若狭(わかさ)湾に突出した内外海(うちとみ)半島の先端にある景勝地。6キロメートルにわたって、海食洞の大門・小門をはじめ唐船(からふね)島・獅子岩・夫婦亀(めおとかめ)岩・碁石浜(ご...
そまくしゃ【蘇莫者】
雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で古楽の中曲。舞は一人舞で、猿面をつける。笛役が一人侍立して竜笛を吹く。聖徳太子が笛を吹き、山神が舞った姿とされる。そまくさ。
そまな‐け【蘇摩那華】
《「そまな」は梵sumanāの音写》仏典に現れるインドの花。黄白色で香りが強く、花汁から香油の蘇油を作る。
そみ‐かくだ【曽美加久堂/蘇民書札】
山伏・修験者(しゅげんじゃ)などのこと。「幾かへり行ききの嶺の—すずかけ衣着つつなれけん」〈金槐集・下〉
そ‐みつ【酥蜜/蘇蜜】
酥油(そゆ)と蜂蜜。薬用とした。また、甘い物のたとえにいう。「地より甘泉湧出す。味—の如し」〈神皇正統記・序〉
そみん‐さい【蘇民祭】
岩手県を中心に行われる裸祭りの一。蘇民将来の説話にちなむ行事で、息災や豊作などを祈願し、札の入った袋を人々が奪い合うもの。妙見山黒石寺で旧正月7日に行われていたものが有名。
そみん‐しょうらい【蘇民将来】
1 神に宿を貸した善行により茅(ち)の輪の法を教えられ、子孫に至るまで災厄を免れることを約束された説話上の貧者の名。→ 茅(ち)の輪 2 疫病よけの護符の名。柳の木を六角または八角の塔状に削り、...
そめいろ【蘇迷盧】
《(梵)Sumeruの音写》須弥山(しゅみせん)。
ソモタラ
《Sumatraから》スマトラから渡来した香木の名。スモタラ。 [補説]「蘇門答剌」とも書く。
そ‐ゆ【酥油/蘇油】
牛乳から製した、バターに似た油。食用にし、また密教で護摩の修法で用いる。