とらのもん‐じけん【虎ノ門事件】
大正12年(1923)無政府主義者の難波大助が摂政宮裕仁(ひろひと)親王を、虎ノ門付近で狙撃した事件。山本権兵衛内閣は責任をとって総辞職した。
虎(とら)は死(し)して皮(かわ)を留(とど)め人(ひと)は死(し)して名(な)を残(のこ)す
虎は死後その皮を永く残して珍重され、人は死後その偉業によって名が語り継がれる。
虎(とら)は千里(せんり)往(い)って千里(せんり)還(かえ)る
虎は一日に千里の遠くへ行ってまた戻ってくる。勢いの盛んなことのたとえ。虎は一日千里行く。
とら‐ばこ【虎箱】
警察署内に置かれる、泥酔者を保護するための部屋の俗称。→虎2 [補説]警視庁では署内のほか、都内に4か所の「泥酔者保護所」を設置していたが、平成19年(2007)までにすべて閉鎖された。
とら‐ばさみ【虎挟み】
獣類を捕獲する猟具の一。鋼鉄製で、獣がこれを踏むと足や頭などを挟む。
とら‐ひげ【虎髭】
虎のひげのように、毛がこわく突っ張った口ひげ。
とら‐ふ【虎斑】
「虎毛(とらげ)」に同じ。
とらふ‐いし【虎斑石】
虎の毛のような模様のある黄色の石英粗面岩。兵庫県豊岡市産の石材。かつては滋賀県高島産のものが、虎斑石硯(すずり)として著名であった。
とら‐ふぐ【虎河豚】
フグ科の海水魚。全長約70センチ。胸びれ後方に、周囲が白い黒青色の大斑があり、卵巣・肝臓に強毒がある。ふぐ料理では最高級品で冬が旬(しゅん)。ふぐ提灯にもする。北海道以南、東シナ海まで分布。下関...
とらふ‐ずく【虎斑木菟】
フクロウ科の鳥。全長38センチくらい。全身黄褐色で黒斑があり、耳羽が長い。ユーラシアと北アメリカに広く分布。日本では北海道と本州で繁殖し、本州以南で越冬する。